【NG対応あり】育休復帰時の上長面談と押さえておくべき重要項目*

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TOHMA
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15,000人以上の企業で、100名以上の女性メンバーマネジメントを経験し、自身も育休復帰後の上長面談を経験のTOHMAがしっかり解説します

育休生活も終わり、復帰まで数か月。
やってきました、上長面談。
久々に、仕事の人と会う。
ちょっと緊張しますね。
「何を話したらいいの・・・」
という人も多いのではないでしょうか。

長期的なキャリアの形成、両立にむけた生活。「上長の理解と連携」は、何よりも重要です。そのためには、作戦を立てることが大事です

育休復帰前の上長面談を、なんとなーく終えてしまう人があまりにも多く、もったいないなーと思うことが多いんです。今日は、そんな人のために記事を書きました。

何も準備せずに、臨むなんてことは、言語道断。育休後の自分の仕事の滑り出しを「できるだけ、しなやかに」進められるように1人目の人も、2人目の人も、3人の人も、一緒に準備していきましょう!

面談前に絶対に準備しておきたいこと


面談前に準備しておくことはこの3つ。

▼家事育児の役割分担を明確にする
▼最低でも復帰1カ月前から、明確にした分担で(仕事していると仮定して)走り始める
▼その上で出てきた問題を明らかにしておく

家事育児の役割分担を明確にする方法に関しては、こちらのリストがわかりやすく秀逸です。
写真・図版 | 「いるのに何もしない」夫にイライラ…コロナ禍の“家事分担”で妻の不満が爆発?〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)
*参照 コロナ禍テレワーク版共働きの家事育児100タスク表(AERA 2020年7月27日号より)


かなり細かいですね。でも、これくらい細かく分担しておかないと「見えない家事」分、結局自分に負担がのしかかってくるので、可能な限り役割を分担しましょう。旦那さんが在宅勤務などの場合は、曜日で分担するもよし、タスクで分担するもよし、しっかりと話し合いましょう。

いざ、スタートということで、実践してみてください。
必ず、問題が発生します。(当たり前)
やったことのない2人が、新しいことを始めるわけですから、必ず、問題が発生します。


で、大事なのはこの問題を夫婦でどうやって解決するか。なんですね。
解決するために頭を使わずに、「じゃあいいよ!私やるよ!」と、ママだけが抱え込まないでください。半年後、必ずといっていいほど、しんどくなります。体力、精神力、強い人は1人で何でもできちゃいます。「ワンオペ育児」で検索する前に、可能な限り、タスクを任せる(自分ではない誰かに)スキルをつけることが、最大のカギです。

仕事も、家庭内もPDCA【 Plan (計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)】です。
トライ&エラーを夫婦で繰り返して、ちょっとづつ上手くいくようになる
家族と仕事。良くも悪くも自分次第です。
肝に銘じておきましょう。

1カ月回してみて(トライ&エラー)、その上で出てきている問題点については、
必ず上司に報告&相談しておきましょう

「何ができて何ができないのか」を上長が理解しておくことは大変に重要です。
延長保育の申請条件といった基本的な制約事項、病児保育の登録状況などののバックアップ体制も含めて、しっかりと自分の状況を説明できるようにしておくのが良いです。

その際に「役立つ」のが最低1カ月前からの「実際にやってみた」なんですね。
復帰面談が「挨拶のみ」で終わっている場合と、復帰前から実際に回してみて「ここだけは解決できない」を話せる部下、あなたが上司なら、
あなたはどちらと働きたいですか?」
「どちらを助けたいですか?
聞くまでもないですよね。
上司は、復帰の準備をし、何とか乗り越えようとしている部下を、
「助けたい」「応援したい」と思うのです。

面談で「これだけはやっちゃだめ、いっちゃだめ」

① 肩ひじ張って「頑張ります!」「出来ます」「これでいけます」という楽観的断言
これは、第一子復帰後のママに多いケースですね。休んでいたキャリアを取り戻そうとする、頼られるのが嬉しくて、ついつい張り切っちゃうというパターンです。意気込む気持ちもよくわかりますし、上司からするとその言葉は嬉しかったりもするんですけど、このタイミングでの安請け合いは禁止です。
上司はこの面談で、今後のミッションや仕事の割り振りなどを決めていきます。後々できなかったというのは相手(=上司や一緒に働く人達)に対しても失礼に当たりますので、あなたのその意気込みは、心の中にとどめておきましょう^^

② やる前から「これはできない、あれはできない」という悲観的断言

こちらは第二子のママに多いケース。1人目の復帰後の仕事がつらかった、うまく回せなかったと感じている人ほど、2人目の復帰面談が超弱気になってしまいがちです。過度に悲観的な態度は、上司から不信感を持たれる原因になります。「あれ?仕事やる気ありますか?」と思われがち。復帰後の子供の病気や頻度は誰にもわかりません。たとえ、上司から「復帰後は○○や▼▼をしてほしい」と期待を伝えられても、妄想の世界で「出来ない(やりたくない)」ではなくて、あくまで様子を見たいという表現に切り替えましょう。

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復帰後、まず目指すべきことは、仕事に慣れ、両立体制を固めることです。

面談で、絶対に会話しておくべきこと4選

順に解説していきます。上長面談では、以下4つを以下の流れで、当日押さえておけば、100点。
安心して復帰してよいでしょう。

①現状把握 会社や部署状況を上司から確認しておく
②報告 「今ぶち当たっている問題」や、「仕事への思い」を伝える
③相談 「今後起こると想定できる問題」について
④依頼  復帰後半年間は定期的に面談したいという依頼

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面談の主導権は自分、自分のための時間を上司は取ってくれています。面談シナリオは自分で組み立て自分で進行しましょう!

①現状把握
会社の方向性、部署の状態、人事状況など、上長から見た状態がどうかを聞くことが重要です。
これとは別に、現会社、部署で働いている人から、「同じテーマで情報収集」しておくと、より具体的なイメージをすることが可能になります。また、上司の目から見えてる世界と、現場が見ている世界では少なからず差があるはず。そのギャップも含めて把握しておくことで、より事実に近い状況を把握することができます。

②報告
1カ月、役割分担&トライ&エラーをしてみてどうだったか。気づき、学び、解決できた問題点について報告しましょう。真剣に、仕事復帰しようとしているという熱意や思いは十分に伝わるはずです。
また、育休で仕事から離れてみて、「仕事に対するモチベーション」に変化があった人は、このタイミングでやんわりと話しておくことも重要です。子供ができるということは、多くの人にとって少なからず、人生の転機となるわけです。自分の価値観や考え方が変わってもおかしくないタイミングです。

私は、足場を固めるまで様子を見たい旨(&グレード給も下げたい)を伝えました。父の死や、第一子ができるまで長年不妊であったことから、「第二子が欲しい」と思っていたからです。

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このタイミングで伝えておいたことで、配分された仕事の量や役割などが調整され、振り返ると、本当に良かったなと思っています。

③相談
1カ月、役割分担&トライ&エラーをしてみて「うまくいかなかったこと、新たに出てきた問題点を解決したい」と相談してみてください。共働き世帯の上司であれば、良いアドバイスがもらえることもあります。また、職場に、ワーママが少ない場合、または上司がワーママ対応が不慣れな場合は、アドバイスはもらえなくても、一緒に考えてもらうことができます。人は問題を相談されたら、解決したくなります。1人で抱え込むのではなく、知恵やリソースを上司と模索することができれば、それはもうあなただけの問題ではなく共通の問題になりますね。


④依頼
ここまで来たら、最後は「定期的な面談」を依頼して面談を終えましょう1カ月、3カ月、6カ月程度の時間軸で面談の時間をとり、その時の状況に合わせて、仕事内容や働き方を調整していきながら、しなやかに、ワーママライフを送ることをお勧めします!復帰後半年間の流れは、こんなイメージです。
自分の心境も、仕事の状態も、家族の状況も変わっていく半年間は、定期面談を自分から依頼して、ホウレンソウの徹底をしていくことが、長期的なあなたのキャリアと生活を守るカギになります。

▼1カ月目 毎日ルーティーンをこなすのに、仕事についていくのに精いっぱい。
▼3カ月目 仕事も家事も育児も少しペースがつかめる
▼6カ月  おおむね仕事はこなせるようになる&少しだけ見えてくる余裕

育休復帰。初日出社の手持ちお菓子は?小分け包装×日持ちするもの

日持ちするお菓子で喜ばれるお菓子と言えば、チョコレートです。
もう、大好きで、育休中も、産休中も自分のために何度も購入しているお勧めの2選です。
知名度もあり、味も、抜群の保証付き。小分け包装のパッケージもかわいいので、間違いなく喜ばれます。1人につき個包装で2~3個づつ配ってあげるのがいいと思います。
個包装なので食べすぎずに済むし、コーヒーにも合う。最高です。
買い物に行く時間がない人はこちらからどうぞ^^

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お菓子を配るときは、「お休みをいただきありがとうございます」といった
感謝の気持ちをしっかりと伝えたいですね^^

最後まで読んでいただきありがとうございます!
いかがでしたでしょうか。
育休復帰は不安なことも多いと思いますが、焦らずやっていきましょう!
みなさんが、少しづつ前に進んでいくための、サポート私も頑張ります。

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某大手企業14年勤務、総合職フルタイム。元副編集長/キャリアコンサルタント。 もうすぐ40歳のワーママ(4歳、0歳) 東京下町に住んでいます。 キャリアではなく、私の人生を生きるために、子育てと仕事のHOWを考えます。もっと楽に、楽しく生きられないかを模索中。試行錯誤の日々を発信します。会社員+個人事業主を併用した働き方を模索中です。

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