【あなたは何点?】復帰後の両立難易度と両立体制にむけた話し合いについて

育休中

こんにちは、TOHMAです。
本日のテーマは、「復帰後の両立体制を考え方」です。
最近は、旦那さんが育休をとるケースも増えてきましたね。
と言ってもまだ、H30年度時点で6.16%(*厚生労働省データより)我が家の夫は金融業界で勤めておりまして、専業主婦が7割の、ザ・ジャパン企業。

夫「育休を理解する上司はいない。育休取ると後々ややこしい」
私「じゃあ、家事育児の分担をどうするんじゃい!」

ってことで、復帰前、複数回に分けて、話し合い、家事育児部の分担を決めていきました。我が家は、話合いを習慣化して、家事育児の役割は今のところ順調です。何よりも夫に腹が立つ機会が減り、私の心が安定し、イライラも激減、夫にも子供にも優しくなりました。

「できるほうがやったらいいんじゃない?」と思う方もいると思いますが、その考え方だと、間違いなくワンオペコースです。ママ側に負担がのしかかり、ストレス過多になりますので注意が必要です。また「なんで私ばかり・・」と思ってしまう状況は、夫婦仲の悪化、子供たちに与える影響も良くない状況です。

私の友人Aは、育休復帰後6カ月、うつ病で会社を休職してしまいました。転職したばかりの旦那さんの帰りは毎日遅く、ワンオペで2人の育児・家事に加え、仕事がうまく回らなくなったことで、精神的に追い詰められてしまいました。育休前と同じように働くのが、物理的に難しくなる中で、どうしたら、育児・家事・仕事の3輪を回すことができるようになるのか。家族で考えねばならない大事な議題ですね。

今日のテーマは、復帰に向けた両立体制の考え方。
育休復帰を控えている方、復帰後パパの協力が足りないと思う方のために書いた記事です。

とうま
とうま

この記事は、
3歳、0歳の娘と、会社員の夫と東京の台東区で暮らし
大手広告系企業総合職のワーママ 

元副編集長
現在育休中

の、TOHMAが書いています。

1 【注意】共働き夫婦が、育休中に陥りがちな2つの行動パターン。

育休中に陥りがちな代表的2つの行動パターン

育休中あるある①
家事を完璧にやってしまう
これ、ほんとにやってしまいがち。当たり前ですが働いているときよりも、時間があるわけです。そうすると、ついつい気になって、細かい部分までお掃除してみたり、常に家をピカピカにしてしまうんですよね。それはそれで、とても気持ちがいいんです。赤ちゃんもいるし、きれいにしなくちゃ!って思うから尚更。子供がハイハイするくらいまではそれでもいいと思うのですが、キレイであることの「慣れ」が、育休復帰後、私はストレスでしたね。掃除できる頻度も時間も激減しますので当然部屋は散らかります。(加えて、子供が1歳になるころにはおもちゃで部屋は散らかります・・)なんでも完璧にやりすぎず、「まぁこんなもんでいいか!」くらいが丁度良いです。


育休中あるある

パパに掃除・育児をやらせない
多いですこのパターン。育休中は、「パパは働いているから」と、家事を全部ママがやってませんか?「パパが抱っこすると泣いちゃうから」といってママが寝かしつけしてませんか?家事も育児も、全部習慣。大人も、子供も、ルーティンに入れられるようになるには時間がかかるんです。自分がやった方が早い、自分が料理したほうがうまい・・など、相手に任せることができていないと、結局は、自分一人で抱え込むことになります。1つ1つの家事や子どものお世話はそれほど長くなくても、積み重ねると時間だけでなくストレスも積みあがっていきます。仕事をしながらすべてを完璧にこなすのは不可能。相手を信頼し、(家事・育児・そして仕事も)「自分は手出しをしない・任せる」ということは、ワーママとしてデビューする上で一番大事なことだと私は思います。

家のことは、家族でやるのが当たり前だと私は思います。
年収が低い方が、家事をするという暗黙のルールの下でママが抱え込むケースが多いように感じています。

2【あなたは何点?】自分の置かれている環境レベルを把握しよう

私が現状を知るために、実際に使って役立ったツールをご紹介します。(*社内ツールを、私なりの解釈を入れて修正)
下記の点数の合計で「両立難易度」が測れます(=難易度が高いほど両立のための仕組みが必要)
ママの置かれている環境レベルを知り、それに合った両立体制を作っていきましょう。

1 母乳の有無 
復帰後の母乳育児は体力を極度に消耗し、コンデイションも不安定に。
飲ませる頻度に比例して負担が上がります。復帰後の、母乳頻度です(育休中現在の頻度ではありません)。
⓪100%ミルク ①1日1~2回 ②1日3~4回 ③就寝中も飲む

2 夜泣きの有無
1回泣くと、そのまま30分以上起きてまた寝かしつけ。睡眠時間が削られます。
毎日2回以上だと、思考力が低下、睡眠不足で翌日ふらふらになります。母乳よりもミルクのほうが、時間と手間をとられやすいですね。
⓪断乳予定~1回 ①2~3回(母乳かミルク) ②4回以上(母乳) ③4回以上(ミルク)
 
3 保育園サービス
突発延長の可否、病児保育の可否、預かり時間の長さ、シーツや服の洗濯の有無(←園により選択サービスあり)など、保育園によってサービスの範囲には差が出ます。
⓪ほぼ全部OK ①半分以上OK ②半分以上NG ③全部NG

4 子供の性別・人数
あくまで一般的ですが、男児のほうが、手がかかります。風邪をひきやすい、遊ぶのが体力勝負、体格が良いなど、もちろん女児でも個人差あります(ちなみに娘は、男児並みの体格の良さ)
⓪女児1名 ①男児1名または、手がかかる女児1名 ②女児+きょうだい ③男児+きょうだい

5 親の存在 
親のヘルプが即日対応可能範囲にあるかどうかで「両立体制のフレキシビリティ」は左右されます。
⓪近所にあり ①1時間以上 ②遠方・緊急時は上京 ③ほぼなし

6 パパの帰宅時間
パパが育児担当日以外の帰宅時間について、何時かというより「子供の就寝前に帰ってくるか」が重要
⓪子供の就寝前 ①週2以上就寝前 ③ほぼ就寝後 ③単身赴任または不在

7 通勤有無
体力的時間的に30分刻みで大変に。保育園が自宅から遠い場合も含む
⓪近所または出社不要 ①30分以内 ②1時間以内 ③1時間以上

パパとママで一緒に集計してみる(確認していく)ことが大事ですね。

3【結果集計】両立難易度に合わせて、じっくりパパと会話しよう

▼合計3点以下 両立難易度 低 
比較的ナチュラルに両立が可能 
意識的に利点を活用していきましょう!

合計4-6点 両立難易度Ⅱ
▼夫との協同がポイント
祖父母や、外部サービスサービスがある程度のボリュームで育児・家事参加できる準備体制を整えておくと良いと思います。事前に準備しておくと心の安心材料になります。

合計7-9点 両立難易度Ⅲ
▼ママ+パパに加えて、時々手を貸してくれる協力者が不可欠。外部サービスを週に●回、月に▼回など、少しでも良いので利用していくことをお勧めします。夫の家事育児参加をフェアにしないと、1年スパンでママのストレスが爆発するゾーンです。

合計10点以上 両立難易度Ⅳ
▼緊急時になったら考えるでは遅い。ママ+パパに加えて、コアな協力者が1人以上必要です。外部サービスを頻繁に使う、日々こなすタスク分担を細かく書き出して、パパともすべての役割を決めていく。(単身赴任・不在の場合を除く)親に期間限定でも住み込みで来てもらう、などあらゆる手段を模索してできるだけ抱え込まないようにしましょう。ママ、パパが倒れてしまっては元も子もありません。

育休中は共働きの準備期間。家のことは2人でやるくらいが丁度いいです。
パパをママが育成する期間でもありますね。

4 夫婦での話合い 3つの気を付けること

家事育児は終わりなき旅。ずーっと続きます。
ママが我慢しても問題は解決しません。それどころか、ある日突然大爆発!なんてことになれば、子供にも、夫婦仲にも影響が出ますね。自分が穏やかにいられるようにするためにも、定期的に話し合うことが大事ですね。

各家庭の環境や、自分が持っているリソース(人、物、金)をもとに、「だれが何をどこまでやるのかの作戦」を立て、実践を繰り返すことで、確実にパパも、ママも成長し、うまく回るようになってきます。

挑戦あるのみ!パパ、ママが切磋琢磨して一生懸命生きる姿を子供はしっかりとみてくれているんじゃないかと思います

最後に、夫婦の話し合いを行うにあたり、これだけは外せないと思える、
私が気を付けていることについて、3つお伝えします。

①話すタイミングは、空腹時や疲労時は避け、前もって日時を設定しておく
話し合いの大前提です。お互いが、心穏やかな日出ないと話し合いってうまくいきません。
可能ならば、お互い半休をとる。実家に帰ったタイミングで祖父母に子供を見てもらい、2人で外食するなど、子供がいない場での話し合いをお勧めします。前もって話し合うテーマを共有しておくと尚よいと思います。我が家の場合、平日の夜はお互い疲労していて話し合いがうまくいったことはありません。疲れてるし、話し合いが長引くのが嫌という余計な心理が働き本質的な会話ができないのです。


②可能ならば外で話す
家だと逃げ場がたくさんありますね。風呂に入ってから、今日は眠いからなど、会話から逃げられる場がない方が、きちんと向き合って話せます。外で話し合った方がお互い感情的にならず、冷静に会話することができます。我が家は、2人とも、2ヵ月に1回有給をとり、夫婦の時間を過ごすと決めています。その時の夫は、仕事モードが抜けていて優しく、結婚当時を思い出すので、特に私は、心穏やかに会話できます笑

③定期的に話し合う機会の習慣がつくまでは小さな問題でも蹴りだす
問題はため込まずに小さな問題でも蹴りだし、2人で話し合う習慣を作るのが重要です。コミュニケーションの不足から不満がたまっていきますので、とにかく会話をしましょう。小さな問題について話し合うときは、子供の前で会話するのも良いと思います。家族の問題をどのように話し合い解決していくのかを子供に見せる機会にもなりますし、我が家では、夕食時に家族会議を開き子供にも参加してもらっています。

TOHMA
TOHMA

因みに、第二子の「子供の名前をどうするか」という問題については、長女の意見が通りました^^

最後まで読んでいただきありがとうございました!両立後の体制を考えるには、現状を把握すること、そして夫婦で話し合うことが大事です。夫婦が今後話し合わなければならないことは、年齢を重ねるたびに増えていきます。仕事のトラブル、転勤、転職、子供の教育方針、親とのかかわり方、介護、親戚づきあい、住居の問題などなど、人生を歩む中では大問題がゴロゴロ発生します。育休復帰後の両立体制の仕組みを整えるという目的だけでなく日ごろから家族観で意識的にコミュニケーションをとることが大事ですね。

育休復帰前から準備できていれば、トラブルが起こっても想定内。素早く対処できるようになります。
育児・家事・仕事の3輪を回すべく、一緒に頑張りましょう!
私もサポートします!
それではまた!

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某大手企業14年勤務、総合職フルタイム。元副編集長/キャリアコンサルタント。 もうすぐ40歳のワーママ(4歳、0歳) 東京下町に住んでいます。 キャリアではなく、私の人生を生きるために、子育てと仕事のHOWを考えます。もっと楽に、楽しく生きられないかを模索中。試行錯誤の日々を発信します。会社員+個人事業主を併用した働き方を模索中です。

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